PolygonとBSCの公式ブリッジ

異なるブロックチェーン間で資産を移動させる仕組みを「ブリッジ」と呼びます。

多くのブリッジサービスでは、流動性プールを利用して資産を受け渡す方式が採用されています。この方式では、送り出す側と受け取る側のネットワークにあらかじめ資産を用意し、その流動性を利用して資産を受け渡します。

そのため、受け取る側の流動性が不足している場合、ブリッジ時のスリッページが大きくなったり、希望する数量を処理できなかったりすることがあります。

こうした流動性による制約を避ける方法の一つとして、各ネットワークが提供する公式ブリッジがあります。

これらの公式ブリッジでは、流動性プールから資産を受け渡すのではなく、ネットワーク間で資産をロック・発行する仕組みが使われています。

ロック&ミント方式とは

ロック&ミント方式では、以下のように資産を処理します。

  1. 送り出す側のネットワーク(例:Ethereum)で、元の資産をブリッジのコントラクトにロックします。
  2. 受け取る側のネットワーク(例:Polygon)で、ロックされた資産に対応するトークンをミント(発行)します。

この方式では、受け取る側のネットワークに元の資産をあらかじめ流動性として用意しておく必要がありません。そのため、送付先の流動性プールの残高に直接左右されにくく、流動性不足によるスリッページなどの制約を受けにくいことが特徴です。

公式ブリッジでは、トランザクションの完了までに数時間程度かかる場合があります。

なお、流動性プールを利用するブリッジにもメリットがあります。流動性や対応ネットワークなどを考慮したうえで、自分の用途に合ったブリッジを利用してください。

利用時の注意点

ブリッジでは、送り出す側のネットワークで資産をロック・預け入れたり、受け取る側のネットワークで対応するトークンを発行・引き換えたりすることで、ネットワーク間の資産移動を実現しています。また、ブリッジの利用にはガス代が発生します。

ブリッジを利用する際は、必ず公式サイトや公式アプリなど、信頼できる経路からアクセスしてください。検索結果やSNSなどから案内された不明なブリッジに資産を預けることは避けてください。

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