ブロックチェーンエクスプローラーとは、ブロックチェーン上のすべての取引を検索・閲覧できる、いわば「ブロックチェーン版の検索エンジン」です。代表的なものに、Ethereum系ネットワーク向けのEtherscanがあります。他の記事でも、不審なトークンの確認や警告ラベルの確認などで登場してきました。
なお、Etherscanは主にEthereumネットワークの情報を確認するためのエクスプローラーです。BNB Smart ChainやPolygon PoSで検索したい場合は、BSCscanやPolygonscanを使いましょう。操作方法は概ね同一となっています。
この記事では、Etherscanを例に、基本的な使い方を解説します。
ブロックチェーンエクスプローラーでできること
- ウォレットアドレスの残高・取引履歴を確認する
- 特定のトランザクションの詳細(送信元・送信先・ガス代など)を確認する
- トークンやNFTのコントラクトアドレスを確認する
- コントラクトに「Fake_Phishing」のような警告ラベルが付いているかを確認する
ウォレットアドレスを検索する
Etherscanにアクセスし、検索窓に確認したいウォレットアドレス(0xから始まる文字列)を貼り付けて検索します。
検索結果の画面には、いくつかのタブが並んでいます。主なものは以下の通りです。
- Transactions:ETHの送受金や、スマートコントラクトの呼び出しなど、ウォレットが直接行った取引の履歴
- Token Transfers (ERC-20):USDT、USDC、JPYCなど、ERC-20規格トークンの送受信履歴
- NFT Transfers:NFT(ERC-721など)の売買・移動の取引履歴
- Assets:現在保有しているトークン・NFTの一覧(ETH残高もここに含まれます)
残高や取引の全体像を把握したいときは、まずTransactions、Token Transfers (ERC-20)、Assetsタブから確認するとわかりやすいです。
Avacusウォレットで自身のアドレスを使ってEtherscanで検索を行いたい場合は、右上の三点リーダーから、「Etherscanで表示」を選択してみましょう。
コントラクトアドレスを確認する
不審なトークンを見かけた場合は、そのトークンのコントラクトアドレスをEtherscanで検索しましょう。
ETHやUSDT、JPYCなどに似せたティッカー(表示名)は簡単に偽装できますが、コントラクトアドレスは1つのトークンにつき1つしか存在せず、偽装できません。表示名だけで判断せず、コントラクトアドレスが公式サイトなどで案内されているものと一致しているかを確認してください。
警告ラベルを確認する
詐欺やフィッシングに悪用されていると判定されたアドレスには、Etherscan上でFake_Phishingのような警告ラベルが付与されることがあります。このラベルが付いているアドレスやトークンとは、一切関わらないようにしてください。
ただし、警告ラベルが付いていないからといって、必ずしも安全とは限りません。新しい詐欺サイトやトークンにはまだラベルが付いていない場合があります。